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伊賀市における坂倉凖三設計の建築群の保存活用要望書の提出

2010年01月04日

DOCOMOMO Japanでは、伊賀市に存在する坂倉凖三設計の伊賀市南庁舎(旧上野市庁舎/1964年)、伊賀市北庁舎(旧三重県上野総合庁舎/1963年)、伊賀市中央公民館(旧上野市公民館/1960年)の建替え計画に対し、伊賀市長、伊賀市議会議長、市庁舎建設検討委員会委員長宛に2009年12月16日保存活用要望書を提出致し、このかけがえのない建築群が周辺環境と共に後世へ継承されるよう要望致しました。

これらの建築群は、坂倉凖三が手がけた庁舎建築の中でも最も素直な形で、近代主義的なデザインが試みられているものと考えられ、室町、江戸期から伝わる文化的背景を活かしながら、城山を背景とした全体の対比と調和を慎重に検討した優れた作品と考えられます。伊賀市にはこの他にも坂倉凖三設計の上野公園レストハウス、西小学校体育館が現存しており、坂倉凖三の建築がひとつの群として構成されている貴重な地域です。

今後、同市の市庁舎建設検討委員会の検討や、タウンミーティングでの意見交換を経て建替え計画の方針が策定される重要な局面を迎えます。(篠田義男記)

>>>>>伊賀市における坂倉凖三設計の建築群の保存活用要望書>>>>>

>>>>>伊賀市における坂倉凖三設計の建築(PDF)>>>>>