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DOCOMOMO 2020 TOKYO プレイべント 都城市民会館はなぜ解体にいたったのか? ―メタボリズム建築の過去・現在・未来―

2019年04月29日

一般社団法人DOCOMOMO Japan主催 イベントのお知らせです
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2019 年6 月29 日(土)
東京大学工学部1 号館15 号教室
サブテーマ研究会
主催 一般社団法人DOCOMOMO Japan

– 趣旨-
 2019 年3 月19 日、都城市市議会にて解体予算修正案が否決され、
事実上解体が決定しました。イコモスインターナショナル、ドコモ
モインターナショナルなど日本国内外の専門家たちから解体への強
い反対表明がなされたにもかかわらず、都城市は解体へと動いてい
ます。しかし、一方で、専門家による閉じた議論、一般市民の無関心、
そして、ドコモモジャパンの長年にわたる不作為の状態から、解体
が表面化するとすぐさま反対運動をするという拙速な行動自体が、
解体になんらかの影響を与えた可能性もあります。
 メタボリズム建築は、稀少性、特異性という性質から、熱狂的に
支持される一方、不快感を有するひとびとも少なからず存在します。
ドコモモジャパンでは、みずからの行動に反省を込めて、今回緊急
シンポジウムを企画しました。都城市民会館の解体について俎上に
のせることによって、まさに現在、世界的に注目を浴びている日本
のメタボリズム建築の意味と将来を議論する所存であります。
 なお、午前中には、ドコモモ2020東京国際会議のサブテーマ
のひとつ、「メタボリズム再考」についても議論がなされ、メタボリ
ズム建築そのものを相対化し、現在の社会への意義を考えます。あ
わせてご参加ください。

– プログラム-
13:00-13:15
全体司会 山名善之(ドコモモジャパン副代表、東京理科大)
企画趣旨 渡邉研司(ドコモモジャパン代表、東海大学)
13:15-14:45
第1 部 なぜ、都城市民会館は解体にいたったのか?
– 鰺坂徹(イコモスジャパン、ドコモモジャパン、鹿児島大学)
「報告: 都城市民会館の再生活用案他」
– 川越祐子(ひむかヘリテージ機構代表世話人) 
「なぜ都城市民会館を残せなかったのか? 市民の保存活動から」
– 山名善之(同前) 
「専門家の役割とその意義と限界」 
– 質疑応答 30 分
15:00-16:30
第2 部 メタボリズム建築の現状は?
– 穴水宏明、平田隆太朗 (東京大学修士)
「メタボリズム建築とその現状:全体像」  
– 前田達之(中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト 代表)
「中銀カプセルタワー:カプセル交換の可能性」 
– 渡邉研司(同前)
「丹下健三によるメタボリズム建築」 
– 山本大輔(島根県職員)
「山陰の菊竹建築群」 
– 質疑応答 30 分
16:45-17:30
第3 部 メタボリズム建築の未来にどのように対処すべきか?
– 白井原太(白井晟一建築研究所・アトリエNo.5)
「建築の魂を受け継ぐ道」
– 村松伸(東京大学)
「いかに世話をするか?―建築遺産リテラシーとその向上ツール」 
– 三宅健士朗(みずほ総合研究所株式会社)
「メタボリズム建築の活用手法としての官民連携」
17:30-18:15
全体討論

申し込み不要/ 参加費無料  お問い合わせdocomomo.jp@gmail.com