ブルーノ・タウトの旧日向別邸 
「DOCOMOMO選定建築物」のプレートが渡されました。

熱海駅からさほど遠くない高台に、旧日向別邸は建っています。
渡辺仁(銀座和光や上野の国立博物館などを設計者)の設計した木造2階建ての住宅の前面に、相模湾を望む庭園がつくられましたが、1936年、その地下室を利用してつくられた離れは、日本の風土と文化を愛したドイツ人の建築家ブルーノ・タウトの設計によるもので、DOCOMOMO100選に選定されています。
この度東京在住の女性の寄付を受けて熱海市が取得、9月24日の一般公開の前日、それを記念して行われたレセプションで、鈴木博之DOCOMOMO Japan代表より川口熱海市長に、「DOCOMOMO選定建築物」のプレートが渡されました。
ブルーノ・タウトは、1933年(昭和8年)ナチスから逃れて来日。翌日には桂離宮を見学「桂離宮は偉大な芸術を持つ美」と絶賛しました。その後日本各地を訪ね工藝の指導などに携わりましたが、桂離宮、伊勢神宮、飛騨白川の民家で目にした、自然と建築の美しさや伝統文化を評価し、「日本美の再発見」などの著作を残し、日本社会に大きな貢献をしました。この日向別邸は彼が日本に残した現存する唯一の建築作品です。
この地下の離れは、タウトが追及し続けた自然との調和、多様な色彩空間への取り組みと共に、彼の感性がとらえた日本的なるものと洋を、独自の手法で表現するという意欲的な試みがなされています。

開館日 土曜日、日曜日、祝祭日 AM9:30−pm4:30(入館締め切りPM4:00)
入館料 300円
所在地 熱海市春日町8−37(JR熱海駅から徒歩8分)
TEL 0557−81−2747 ※開館日以外の問い合わせは0557−86−6232熱海市役所文化交流課



設置の様子

日向邸


日向邸

日向邸